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伊吹 一(いぶき はじめ)

1994年4月30日生まれ。牡牛座のA型です。
丸眼鏡を掛けている左利きです。

小さい頃から人と話すことがとにかく好きでした。スピーチのように人前で話すのも好きでしたが、何より好きなのは、「雑談」でした。給食で机をくっつけて班で話すのも、授業中にこっそり隣の席の子と話すのも。とにかく雑談や無駄話が大好きな子どもでした。
他愛もないことをあーでもない、こーでもないと話している時間は、自分にとって何より大切な時間で、それは今も一切変わりません。

ただ、何を思ったのか進路としては、「ことばを使う仕事」として、弁護士を目指してしまいました。現実の切っ先で人の権利や生命をことばで護る刑事弁護士に憧れ、大学院まで真剣に法律(特に公法や刑事法)の勉強をしていました。

しかし、実際の弁護士実務に触れる中で、法律の世界で使われることばの重さ、硬さを知り、同時に自分が好きだったのは、会話や雑談を始めとした、軽さや柔らかさを持ったことばであることに気づきました。形式的な裁判のことばよりも、日常の中で使われる生のことばや会話に関心があることに気づいたと言ってもいいかもしれません。
そんなこんながあり、大学院在学中に日常のことば(話しことば)の書き手である脚本家を目指すようになりました。

新しい道を見つけたはいいものの、結果はいまいちパッとしませんでした。コンクールで惜しいところまでいっても、受賞に繋がることはなく、ぬか喜びと落胆を繰り返す日々が続いていました。ですが、2021年の秋、もうだめかな……と思ったところで、ありがたいことにフジテレビヤングシナリオ大賞というシナリオコンクールで佳作を頂くことができました。受賞作は『すりーばんと』という野球の送りバントを題材にしたゆるいコメディで、奇しくも今まで書いた作品で一番自分らしく、好き勝手書いたものが道を切り拓いてくれることになりました。これ以降、少しずつではありますが、お仕事として脚本を書くことができるようになっています。

いわゆる映像脚本だけでなく、ラジオドラマ(オーディオドラマ)の脚本やミュージックビデオのベースとなるストーリー、はたまたエッセイやコラムのようなお仕事もやらせて頂いています。どれも大好きなお仕事で、これからもずっとやれたらなと思っています。

世界は理不尽で、不合理で、残酷です。
ですが、日常の中に潜む明るさや不思議に気づくことで、生きることができると信じています。自分の書いたことばがその明るさに気づくきっかけになったらという想いで、今日もなにかを書いています。

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